首の寝違えの原因
1 寝違えによる痛み
眠りから覚めたときに、首や肩、背中に痛みが出ている状態を、いわゆる寝違えといいます。
数時間で痛みが改善することもあれば、数日経っても首が動かせないほどの痛みが続くこともあり、痛みの程度は様々です。
寝違えは癖になると聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、これは寝違えの原因がそのままとなっており、日常的に首に負担がかかりやすい状態になっているおそれがあります。
そのため、寝違えの原因もしっかり把握して、今後ぶり返すことがないように改善することが大切です。
2 原因
⑴ 睡眠中の姿勢
寝違えというくらいですので、睡眠中の姿勢が原因だといわれています。
寝返りを打たなかったり、首が長時間反りすぎていたりといった不自然な姿勢で寝続けると、血流が悪くなってしまい、筋肉が凝り固まってしまいます。
その状態のまま起床すると、固まっていた筋肉が急に伸ばされて、筋肉や靭帯が損傷してしまい、痛みが生じると考えられています。
⑵ 日ごろの習慣
また、睡眠中の姿勢に限らず、日ごろから姿勢が悪かったり過度な飲酒をしていたりすることも血流の妨げにつながるため、寝違えやすいともいわれています。
ストレスによる自律神経の乱れや冷えも血流低下につながるため、注意が必要です。
さらに、運動不足の方がいきなりスポーツなどの運動をすると、一部の筋肉がけいれんすることがあります。
このようなけいれんはこむら返りといわれ、寝違えの原因の一つとなります。
したがって、日ごろの習慣も寝違えるかどうかに関係があるといえます。
⑶ その他の原因
他にも、枕が高すぎたり低すぎたりするなど首に合っていない枕を使っていると、首に負担がかかりやすいため、寝違えの原因となり得ます。
そのため、首に合った枕を使うことも寝違えを予防するために大切です。
3 寝違えた場合の注意点
寝違えた際は、首を動かすことで痛みを感じます。
寝違えている状態ですと、例えば車の運転で後ろを振り返るのもつらいという方もいらっしゃるかと思います。
その状態で無理に首を動かしたりすると悪化するおそれがありますので、できるだけ動かさないように心がけることが大切です。
また、どのくらいまでなら動かせるのか気になって、つい首を動かしてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、特に寝違えて間もないときは、まずは安静にすることが大切です。
寝違えた直後に強い痛みがある場合は、冷やしてみるのも一つの方法です。
もっとも、寝違えてからしばらく経ち、状態が落ち着いたら、少しずつストレッチなどで首を動かしたり、温めて血行を良くしたりした方がよいということもあります。
痛みの早期改善のためにも、どの時期にどのような点に注意するべきかを事前に確認しておくことをおすすめします。
4 首の寝違えも当院へご相談ください
当院では、首の寝違えによる痛みに対する施術も行っています。
痛みを緩和させることも重要ですが、当院では、根本的に改善させるために痛みを引き起こす原因となっている部分を改善することを重要視しています。
そのため、施術前の検査では、必要に応じてエコー検査やモアレ三次元測定検査などの複数の検査方法を使い分けることで、筋肉の状態や身体の歪みを確認し、寝違えの根本的な原因を探ります。
その後、まずは電気を用いた施術を行って血行を促進させ、痛みを緩和させます。
そして、再発させないためにも、お身体の歪みが生じている場合には手技などで全身のバランスの調整を行うというように、原因に合わせた施術を行い、根本的な改善を目指します。
再発予防のため、日常生活の中で気をつけていただきたいことをアドバイスさせていただくこともあります。
寝違えてしまいお困りの方は、当院までお気軽にご相談ください。




















