突き指で整骨院への通院をお考えの方へ

文責:院長 柔道整復師 日笠 雄一

最終更新日:2023年10月27日

1 突き指への対処法

 突き指は、指先に物が当たったり引っかかったり、指をぶつけたりした際に起こるケガです。

 ケガをした指の関節に腫れや痛みがある他、指が曲がって変形していたり、指を完全に伸ばしたり曲げたりできない場合もあります。

 対処法としては、ケガした指を安静にし、痛みがある場合は冷やしたり高い位置に挙げたりするようにしてください。

 指を引っ張るとよいという情報を見かけることもありますが、むやみに引っ張ったり揉んだりすると、さらに状態が悪化してしまうことがあります。

 ですので、まずは安静にして、ケガした指に触れないようにするとよいです。

2 検査を受けることをおすすめします

 突き指だと思っていたら、実は骨折していたということもあります。

 突き指は腱や靭帯の損傷、骨折を伴うこともあり、複雑なケガをしている場合もあるのです。

 どのようなケガなのかを判断するために、一度検査を受けていただくことをおすすめします。

 検査を受けて適切な処置をしないと、突き指なのか他のケガなのかにかかわらず、指の痛みや動かしづらさが残り続けたり、指が変形したままになったりしてしまうおそれがあります。

3 整骨院での施術

 整骨院でも、突き指への施術は可能です。

 突き指をした原因がはっきりとしている場合等には、健康保険を適用できることもありますので、詳しくは通院先へお問い合わせください。

 まずは、突き指なのか他のケガなのかを判断するために、検査を行います。

 腫れや内出血など目で分かることの他に、直接触れてどの程度の腫れなのか、どのくらい動かせるのかをみていきます。

 エコーのような画像診断が可能な機器のある院では、靭帯の損傷の有無や、骨のひびも確認することができます。

 ケガをした直後の施術としては、包帯で固定したりアイシングで冷やしたり、電気を用いた施術によって、腫れや痛みが広がるのを抑えていったりするのが基本です。

 こうして腫れや痛みを抑えていき、固定した後は、リハビリを行っていきます。

 ある程度の期間固定し続けると固定された関節は固まってしまうため、元どおりに動かせるように、無理のない範囲から徐々に動かしていくことで根本改善を目指すことができます。

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