膝痛と腫れへの対処法

文責:院長 柔道整復師 日笠 雄一

最終更新日:2023年09月29日

1 膝痛とは

 膝痛とは、膝関節の周辺に痛みが生じている状態であり、膝関節痛も含まれます。

 平たんな場所を歩くと膝が痛む、階段の上り下りをすると膝が痛む、膝の内側が痛む、膝の裏側が痛む等、痛み方も人によって異なります。

 変形性膝関節症や関節性リウマチなどの病気であったり、半月板損傷や打撲のようなケガであったり、膝への過剰な負荷や身体の歪みであったりとその原因も様々です。

 場合によっては、痛みの他に腫れを伴うこともあります。

 以下では、痛みや腫れへの対処法を説明していきたいと思います。

2 まずは安静に

 膝に痛みや腫れが出ている場合は、痛みを悪化させたりこれ以上負荷をかけたりしないようにするため、安静にすることが大切です。

 テーピングやサポーターを使うのもおすすめです。

 また、膝が熱を持っている場合には、保冷剤や氷をタオルで包んで冷やす等、凍傷に注意しながら冷やすようにしてください。

 これらは、応急の対処法ですので、根本的な解決になるとは言い難いところもあります。

 対処をしても痛みが改善されない場合や、長らく膝の痛みや腫れに悩んでいるという場合には、接骨院や病院等でみてもらうとよいかと思います。

3 接骨院での施術

 膝痛といっても、骨や関節、筋肉等、膝のどこが痛むのかによってアプローチの方法も変わってくるため、まずは検査によって痛む場所を突き止めていきます。

 また、スポーツなど膝へ過剰な負荷をかけるような習慣がある場合には、今後の対応についてアドバイスしてもらうこともできます。

 膝の状態を確認し、まだ安静にした方がよければ、テーピングを行い、膝の保護や弱っている筋肉のサポート、膝を本来の正しい位置に保持することを目指します。

 痛みが強い場合には、電気を用いた施術によって、硬直した筋肉を和らげて血行を促進し、痛みを緩和させます。

 身体の歪みが膝痛の原因であると考えられる場合には、歪みを整え、膝痛の再発を防止します。

 このように、接骨院では原因に合わせた施術が行われるため、膝痛の根本改善を期待することができます。

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