ぎっくり腰の原因となり得る筋肉

文責:院長 柔道整復師 日笠 雄一

最終更新日:2023年04月10日

1 ぎっくり腰は原因を特定しづらい

 布団から身体を起こそうとした時や重い荷物を持ち上げようとした時など、日常生活の中で突然腰に痛みが走り動けなくなってしまったという方も多いのではないでしょうか。

 このようなぎっくり腰は、正式には急性腰痛といい、腰痛の中でも原因を特定しづらいものであるといわれています。

 考えられる原因としては、筋肉や骨、背骨周辺の軟骨、椎間板のトラブルなどが挙げられますが、以下では、筋肉に着目して説明していきます。

2 原因となり得る筋肉

 腰周辺には最長筋、腸腰筋、多裂筋、腰方形筋、大殿筋といったいくつかの筋肉があり、これらの筋肉が過度な負荷により、緊張して凝り固まってしまうことでぎっくり腰となるといわれています。

 身体を起こす、重い荷物を持ち上げる等の急な動作だけでなく、長時間のデスクワークや車の運転といった同じ姿勢でいることも筋肉にとっては過度な負荷となります。

 例えば、デスクワークをしている場合、最長筋や多裂筋、腰方形筋などの姿勢を保つ筋肉が働くのですが、長時間同じ姿勢が続くことで負荷がそれらの筋肉に偏ってしまい、筋肉がこわばってしまうのです。

 ぎっくり腰の改善のためには、どの筋肉が原因となって痛みが生じているのかということにも着目するのが重要となります。

3 当院へご相談ください

 上に書いたように、ぎっくり腰は筋肉のこわばりが原因であることもあるため、痛み止めを飲んだり湿布を貼ったりしても根本的な解決にはなりません。

 また、筋肉などの軟部組織はレントゲンなどの画像検査には写らないため、原因部分を突き止めるのが難しいことが多いです。

 そこで、当院では、原因を特定するために必要に応じてエコーなどの検査機器を使っており、施術前の検査に力を入れています。

 ぎっくり腰は、骨折や椎間板ヘルニアなどの他のケガと間違われることもあるため、お身体の状態をしっかりとお調べいたします。

 その上で、一時的な痛みの緩和にとどまらず、根本的な改善のため痛みを再発させない施術を行います。

 放置していると慢性的な腰痛となってしまうおそれがありますので、ぎっくり腰になってしまったという方はお早めに当院までご相談ください。

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